Hooney Got His Pen

映画の感想と勉強日記

英語論文ワークショップ1日目

 ワークショップ1日目終わり。端的に言って、 素晴らしい内容だった。先生は3人。男性二人、女性一人。 いずれも大ベテランの先生だ。
 講義はアブストラクトの書き方やキーワードの選び方といった話か ら始まって、文献レビューの方法、レフェリーとのやり取り、 投稿先の選び方など、話題は多岐にのぼった。 僕は2回くらい質問した。どれも素晴らしい回答をしてくれた。 これから論文をパブリッシュしていく上での明確な指針を与えてく れた。
 おじいちゃん先生(スウェーデンの人) がパソコン繋げるのに手間取ってた。 他に韓国語を解する学生がいなかったので、 僕が韓国側の学生とやり取りして、問題を解決した。 僕がもっていたUSBメモリに、先生のパワポを一度移して、 大学側のパソコンでダウンロードした。おかげで、 スライドを使った講義になった。 最初の2時間はこの問題が解決しなくて、 スライドなしの講義だった。 それはちょっと聞いていてしんどかったので、 問題の解決に役立ててよかった。おばあちゃん先生からは「 テックマン」(技術屋)と呼ばれた。なんだか嬉しかった。
 実は、というかやっぱり、講義の登録ができていなかった。 事前にもらえる資料とかもらってなかったし、 事前に提出するペーパーの存在とか知らなかった。仕方ない。 先生に聞くと、「オブザーバーとしての参加でいいよ」 と言ってくれたので、参加には問題なかったけど。 ペーパーを提出しておけばコメントをもらえたようなので、 惜しいことをしたなと思った。でも、 1日目の内容だけでもとても実りの多い講義だったので、 とにかく参加できてよかった。
 いろんな学生がいた。 与謝野晶子の研究をシンガポール国立大学でしているという、 インド人の女子学生と話した。彼女によると、指導教員の方針で、 まだ論文をパブリッシュしたことはない状態で博士論文を書くとい う。そんなパターンもあるんだと思った。
 日本から来た学生は僕だけだった。 なんなら韓国の学生もたぶんいなかった。 中国からの学生が3割くらい。 中国の人は国際的な知のアリーナに積極的に参加しようとしている 。今後は世界を席巻していくのだろうなと思った。 日本や韓国は全然追いつけなくなるんだろうな。 仲間がいないのは若干寂しい気はしたが、 日本と韓国のバックグラウンドを持つ僕のポジションは、 希少性という意味では貴重なものになるのかもしれない。 日本語でも韓国語でも資料を読めるという点は強みとしてうまく押 し出しつつ、 自分の研究をインターナショナルに発信していきたいと強く思った 。
 まだ明日もあるけど、今日のワークショップは本当に刺激的で、 貴重なものだった。 わざわざ韓国に来て研究をしたかいがあったと思った。 今日は一本だけ論文を読んでから、ゆっくり休もう。 お疲れ様でした。