Hooney Got His Pen

映画の感想と勉強日記

2023年振り返り

 一年を振り返ってみよう。成果を見てみよう。
 論文を5本出版できた。修士論文でやった内容を英語の査読付き論文として刊行できたことはよかった。その他に、「歴史家・姜徳相の生涯と学問-在日史学研究序説 」(『在日朝鮮人史研究』)や「【インタビュー】飛田雄一さん 歴史を心に刻み、石に刻む ――神戸から日本の植民地主義を問い、朝鮮人の被害を記憶する」(『社会運動史研究』)はけっこう反響があった。修正作業は大変だったけど、がんばってよかった。
 研究と並行して、ライター稼業も続けた。JBPressでの連載はおかげさまで、けっこう反響もあり、10回まで書いた。あと残り2回。気づけばあっという間である。
 記事は、書評や連載も合わせると、一年間で32本書いた。ひと月3本ペース。かなり順調だったと思う。
 発表は7回した。ほとんどは上半期にやった。それらの発表をもとに、いまは論文を書いている。
 講義は2回。いずれもゲスト講義。呼んでもらえてありがたかった。
 テレビに一回出た(笑)。これはいい思い出だなあ。韓国の済州MBCテレビに韓国に留学する在日コリアンの一人として取り上げてもらった。
 こう振り返ってみると、よく頑張ったなと思います。えらい。本年はお疲れさまでした。来年もたくさん論文を書けるように、体調にだけは気を付けて頑張っていこう。

 書いている文字数だけで見れば、新聞記者時代より書いてます。書きまくりました。若干書き飛ばし気味。来年はいま狙っている学会誌にちゃんと論文を掲載できるように頑張りたい。

 新聞記者の生活で体を壊して、何も書けなくなった時は本当に絶望しました。あの時はつらかった。

 でも、しっかり休んで、体調を整えて、自分をいたわってあげて、回復したら、1年でこんなにもたくさんのものを書けた。それは成果として誇っていいと思います。

 新聞記者時代は誰にも褒められず、認められなくて、しんどい思いをした。「褒める」というカルチャーが会社になかった。

 でも、いまは他人の評価に頼るのではなくて、自分で自分をしっかり認めてあげられるようになりました。

 それが一番の成長です。