Hooney Got His Pen

映画の感想と勉強日記

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

最近観た映画の覚え書き

『リトルダンサー』(2000.イギリス)午前十時の映画祭にて。いやはや、朝から泣かされてしまった。80年代イギリス、長引く不況と労働運動、そしてサッチャーの強硬な姿勢によって社会が二分されていく様がありありと描かれる。その中で少年は純粋にバレエに励…

アカデミー作品賞『バードマン』を観てきた。

日本版のポスターはダサいので、アメリカ版を。シンプルでいいポスターですね。アカデミー作品賞を受賞した本作。人によっては難解と思うかもしれないけど、ストーリー自体はいたってシンプル。シンプルな筋立てマイケル・キートン演じるかつてのスター俳優…

笠原和夫、幻の脚本『沖縄進撃作戦』

特定の映画の感想ではなく、未完?の映画あるいは脚本について。『世界臨時増刊号 沖縄』を読んでいると、なぜか井筒和幸の論考が載ってて、はてと思いながら読み進めて驚いた。あの「仁義なき戦い」の笠原和夫の映画化されていない幻の台本『沖縄進撃作戦』…

アレクセイ・ゲルマン『神々のたそがれ』

百年にわたる憤怒が生みだした人間性への徹底的懐疑は、恐ろしくも目を離せない壮絶な美に輝いている。(柳下毅一郎・映画評論家)http://digital.asahi.com/sp/articles/DA3S11674177.html上映は、2015.3/21〜各地で。大阪は九条にある「シネ・ヌーヴォ」に…

三池崇史『愛と誠』(2012) 感想

監督は三池崇史。あらすじ過去への復讐(ふくしゅう)を誓い、東京へやってきた不良の誠(妻夫木聡)。一方、東京で指折りの名家の一人娘である愛(武井咲)。出会うはずのない、生まれも育ちも違う2人が出会い、運命の恋がスタートする。しかし、彼女に好意…

イミテーション・ゲーム(2015)

誰も想像しない人が想像できない偉業をやってのける ―劇中のセリフより。 主演のベネディクト・カンバーバッチ、助演のキーラ・ナイトレイはアカデミー賞にノミネート。そして、脚本のグレアム・ムーアがアカデミー脚色賞を受賞した。 時は、第二次世界大戦…

アメイジング・スパイダーマン(2012)

監督は、『500日のサマー』のマーク・ウェブ。なかなか悪くなかった。ウェルメイドな秀作といったところ。主人公のピーター・パーカーを演じるアンドリュー・ガーフィールドと、ヒロインを演じるエマ・ストーンは実際に付き合ってるらしいが、そのせいかキス…