監督は三池崇史。
あらすじ
過去への復讐(ふくしゅう)を誓い、東京へやってきた不良の誠(妻夫木聡)。一方、東京で指折りの名家の一人娘である愛(武井咲)。出会うはずのない、生まれも育ちも違う2人が出会い、運命の恋がスタートする。しかし、彼女に好意を寄せる岩清水(斎藤工)、誠を付け狙う番長やスケバンが、混沌とした状況を作り出し……。
http://movies.yahoo.co.jp/movie/%E6%84%9B%E3%81%A8%E8%AA%A0/341713/
なんじゃこりゃ!と驚いた。
まあ無茶苦茶な映画で、笑えるか笑えないか微妙な所をこれでもかと突いてくる。訳わかんない!と思ってしまう人は、とことんハマれない映画です。でも、僕はけっこうハマってしまって、爆笑しました。なんだよそれ!とツッコミながら。
魅力的な俳優たち
この映画の魅力って、俳優の魅力に尽きるのではないか。
主演の妻夫木もけっこう良いんだけど、素晴らしいのが武井咲!
めちゃくちゃ可愛い。
一途でストレートな役柄で、セリフはほとんど棒読みだが その棒読みがやけにハマるのだ。役柄と合っている。こういう演出もアリなんだなあと思いました。
そしてそして、安藤サクラ。怪演というか、コメディエンヌぶりを発揮!笑える。
こう見ると、好きな女優たちが思う存分暴れまわってるし 何と言ってもミュージカルで歌って踊ってしまうから、これほど嬉しいことはない。
脚本について。説明調のセリフを故意に挟みながら、それにツッコミを入れて笑わせる。これには賛否ありますが、そこまで悪くないと思った。
全体の感想
とにもかくにも、楽しい映画だった。ふざけて見えるけど、決してふざけて作ってない。情熱が伝わってきます。
ただ、若干長いのがね。134分が100分台であれば、見返したくなるような映画だったかも。粗はいっぱいあるけど、あまり目くじら立てることもなく楽しく観れた。ところで、目くじら立ててしまう映画との違いはなんだろう?結局、俳優の魅力とケレン味のある演技に尽きるような気もする。それさえあれば、粗があっても許してしまうしなんなら好きになってしまうこともある。この辺りの、自分の基準を正しく分析したい。