英語で論文を投稿しようと考えています。 狙いはなんでしょうか。
いくつかあります。
まず、自分が単純に「海外かぶれ」であること。 オランダに1年間行ってたし、いまは韓国にいるし。 これらの経験から、 英語で研究成果を発表することの重要性を痛感しているのです。 英語で書かないと、海外の人に読んでもらえない。 当たり前のことです。海外の学術的な動向、 というかヨーロッパとアメリカにやっぱり最先端の学術の潮流があ り、そこに自分も加わりたい。
「知の帝国主義」とか言われて、 欧米中心の学術文化は批判されている。アジアやアフリカなど、 かつては「第三世界」と呼ばれた国々からの「知」 に着目すべきである。それはその通りです。でも、それはまた別の話だとも思うのです。
この話は、海外がいいとか、日本が悪いという話では全然ない。 どちらもメリット、デメリットある。日本での学術が細れば、 大学院にそもそも進もうという人もいなくなるし、 日本語での高等教育が行えなくなる。それは大問題である。 それは心底そう思う。
だけど、僕が何語で書くかというのは、またそれとは別の話だ。 僕がいま考えているのは、あくまで戦略の話。自分の組み立てる「 論」をどうやって流通させるか、という話だ。
海外の学術誌に論文を掲載すれば、 チャンスが単純に広がると思う。英語で書けば、 英語圏の大学で教えるチャンスが広がる。 海外で働くという選択肢が生まれる。かといって、 英語の論文を業績として持っていれば、 最近の日本では評価が高まる傾向にある。一石二鳥だ。海外でも、 日本でもチャンスが広がるのだ。
というわけで、英語で情報発信していこうと思う。 これまでには一本、 英語で書いた修士論文を論文の形として公表したことがある。 経験はある。やれると思う。 いろんなツールを駆使するのはもちろんそう。 ディープエルはめっちゃ使うし、英辞郎も使う。 電子辞書も引きまくる。英文校正サービスも使う。 そうやって少しずつ積み上げる形で書いていこうと思っている。 がんばろう!