Hooney Got His Pen

映画の感想と勉強日記

オンライン授業はきびしいと思う

コロナの影響で大学がオンラインになるらしい。致し方ないと思うが、新入生は本当に気の毒だと思う。オンライン授業では伝えきれない大学の役割があると思うから。

てか、授業自体は別にどっちでもよくて、やっぱり同級生とかから受ける影響て大きいと思う。本や映画をオススメし合ったり。

大学の先生も直接質問に行ったりして仲良くなったり、知的刺激を受けるもんで、オンラインでは厳しいと思う。

僕の卒業した大学でも、テレビや新聞論説によく登場する人がいて、それらを見てる分にはあんまりだったけど、実際に授業を受けて見るとこれが面白くて。話がとにかく面白かった。

でも、オンラインでは伝わらない面白さだと思う。その人のスタイルは、自分と異なる意見の論者を取り上げていって、細かく分析して批判していくものだったから。論者といっても時事的なものに留まらず、かなり古い文献とかを取り上げて細かく見ていくのもあった。

まあ、そんなやり方はオンラインではできないだろう。仮に録画でもされたらリスクが大きいし。かなり直截な批判もしてたから。オンラインでは当たり障りのない授業しかできないだろう。

大学の先生の研究室に遊びに行って、そこで読んでる本を知るとかいうのもあった。本棚を眺めてオススメしてもらったり。授業よりも、そういう一対一のやり取りのほうが有益だった。自分にとっては。

あと、図書館て圧倒的に重要だと思う。地域の図書館でもなく、大学の図書館の蔵書量と、選書のセンス。大学の図書館がないと、大学の勉強は無理だと思う。

それともう一つ、オンラインて真面目に受けるの不可能だと思う。少なくとも自分の場合は。実はオンライン授業受けた経験がある。大学の提供してたものを試したが、かなり序盤でかったるくてやめてしまった。

一方、放送大学の授業は趣味で見たりしていて、そちらは全部の回を楽しく見ていた。番組自体も作り込まれていて、台本がおそらく完璧に用意されていて、テキストもそれ用に用意されていて、かつ授業時間が45分。

それでようやく、頑張って受講して単位取れるかなというクオリティーになる。それでも、放送大学で学位取れる人ってかなり限られると聞いた。難しいと思う。

中学高校のときに、進研ゼミやZ会をやりきった人がどれだけいただろうか。あるいは、スポーツジムをサボらず通い続ける人がどれだけいるか。要は、そういうことだと思う。

MOOCとかの取り組み、数年前にもてはやされてたが、その後は全く聞かなくなった。真面目にフルで受講できる人少ないんだと思う。数年前とかに誰でも見れるオンライン講座とかやってる大学も少しあったりしたと思うが。その後は広がりないし、おそらくコストに見合わなかったんだろう。

もしやるなら、少人数のゼミくらいだろう。反転形式で発表させるなら、まあできなくはないと思うが、いかんせんストレス溜まりそう。

前向きな提案など一切ないです…本当にコロナの影響って最悪です。

今後再開されるなら、どういうタイミングになるのだろう。ハーバード大の研究チームが出してるレポートで、アメリカでめちゃめちゃ大量に検査しまくることを提案していた。6月初めまでに一日に500万件、7月末までには一日に2000万件くらい検査しろと。それを繰り返していくしかないと。陽性出た人はとにかく隔離して。Roadmap to Pandemic Resilience | Edmond J. Safra Center for Ethics

このレポートはアメリカでがんがん検査やるべきって話なので、今の日本の状況にはもちろん当てはめられないけど。もし日本で同じような検査体制ができたと仮定して、例えば検査して陰性出た人は登校していいとか、そういうのか。いや、でもやっぱりしばらく無理か。今までのように普通に大学登校してというのはしばらく厳しいか。年単位になる可能性も。何年なるかっていう話、いろいろあるけど結局まだ誰も分かってないやろうし。

現代の国際政治 (放送大学教材)

現代の国際政治 (放送大学教材)