マーティ役は宮川一朗太さん。マイケル・J・フォックスの他の映画・ドラマはほぼ全て吹替えをしているのに、この映画だけはなかったそう。
山寺宏一さんのドクも良かった。
この映画は何十回も見た。英語セリフと日本語訳が付いたスクリーンプレイも買って読んだし、マイケル・J・フォックスの自伝『ラッキーマン』も読んだ。(『ラッキーマン』は、パーキンソン氏病と闘うマイケルを知れるし、何よりその生い立ちが詳しい)
BTTFは本当に好きだし、セリフも覚えている。
ただ、今改めて見直すと、敵役のテロリストの描き方はひどい。差別的である。また、マーティが弾く「ジョニー・B・グッド」への批判もどこかで読んで、なるほどおかしいと納得した。
でも、この映画が好きだ。
小さい頃、ひとりでBTTFを見ていると、どこか遠くへ(未来へ!)連れて行ってくれる気がした。何回も見たはずなのに、同じシーンでハラハラドキドキさせられた。何より、ワクワクさせられた。
そんな思い出と結びついてるこの映画、不思議なことに、今見ても同じ気持ちにさせられる。小学生の頃、ワクワクしながら見ていた自分に引き戻されるのだ。まさにタイムトラベルしている気分になる。
この映画を否定しちゃうと、自分の思い出まで否定することになりかねないので、僕は大切にしていきたいと思います。
ただ、思っているほど無邪気に諸手を挙げて賞賛される映画ではないということです。(この映画自体が無邪気なものなので仕方ないのかな)