Hooney Got His Pen

映画の感想と勉強日記

『法思想の水脈』Ⅰ

フーコーの読書と並行しながら、高校世界史を復習している。フーコーの本の中では、ローマ法やゲルマン法がよく出てくるし、古代ヨーロッパへの言及も多いから。それに今読んでいる『フーコーコレクション6』には法哲学的な内容も多いので、それならと、法思想の概説書で少し勉強してみる。

法思想の水脈 / 森村 進【編】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア

法思想の水脈をたどって―法思想史の意義と方法
古代ギリシアの正義論
ローマ法の形成
「法」と法の支配―クックからダイシーまで
社会契約―誰がために国は在る
ドイツ観念論の完成―自由から法と国家を構想する
中世ゲルマン法と歴史法学―「良き古き法」と民族精神
「概念法学」批判―プフタとイェーリング
法社会学の形成―エールリッヒとウェーバー
国法学と立憲主義
実証主義の極限と「例外状態」の合法性―ケルゼンとシュミット
実証主義の再興―H.L.A.ハートとラズの現代分析法理学
実証主義への挑戦―フラーの「法の内面道徳」とドゥオーキンの「純一性としての法」
正義論の展開―「善き生」をめぐる多様な信念との関係
リバタリアニズムの法思想―ハイエクノージック
ポストモダン法学の思想