Extreme Job from Geukhanjikeob (2019)
韓国の映画館で観賞。日本ではまだ未公開。正直、リスニングにやや自信なかったですが… 理解度は6〜7割くらいかな。でも、アクション+コメディーという感じの映画だったので、わかりやすかったです。
ヤクザの事務所の目の前にあるフライドチキン屋に、潜入捜査をすることになった刑事たち。彼ら5人組は麻薬取り締まりチーム。ライバルチームには大きく差をつけられていて、一発逆転を狙っている。
潜入捜査をしていたが、チキン屋に客が来たので仕方なくチキンを作って出してみると、これが評判を呼んで店は大繁盛。だんだん、チキン屋の経営をしているのか、潜入捜査をしているのか、刑事たち自身もよく分からなくなっていく…。そんな時、ヤクザ達は麻薬取引を拡大していて…。
ストーリーはこんな感じ。
割とストレートなコメディなんですが、韓国では観客動員が1500万人に届きそうなほどの大ヒット。人口は5000万人。
K-POPのような洗練されたオシャレ・ポップさとはかけ離れた、泥臭いけど人情味が溢れるキャラクターたち。いい加減だけど憎めない、嘘から出た誠でいろいろ誤魔化してしまう。泥臭くて、人情味があって、正直で。愛すべき5人組は、見ていてすぐ好きになりました。
僕はやっぱり、映画に出てくるいい加減なキャラクターがどうしても好きなんですよね。『トラック野郎』シリーズの桃さん(菅原文太)とか。『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラックとか。『きっと、うまくいく』の3人組とか。『フル・モンティ』も好きでした。潜入捜査ものコメディーだと、『21ジャンプストリート』なんかも良かったですね。
喜怒哀楽の表現が盛りだくさんなのは韓国映画ぽいですが、この映画はもう序盤からかなりコメディーに振り切っており、分かりやすいです。あんまり何も考えずに笑って見れます。
コメディーとしてはかなりきちんと作られており、カットの切り替えで笑わせるようなシーンも多いです。ちょうど3回くらい爆笑しました。
と言いつつ、アクションシーンはものすごく本格的。めちゃくちゃ動ける俳優ばかりで感心しました。終盤は『男たちの挽歌』さながら、港での本格アクションシーンが展開されていて驚きました。こういうところの作り込みは余念がない。アクション映画としても、かなり痛快な映画として見れました。手に汗握ります。
あと、チキンは本当に美味しそう。
2/17時点で1450万人突破で歴代2位と。こりゃすごい。ちなみに、映画館は爆笑の渦でした。僕も声だして笑った。やっぱり映画館で声だして笑えるのっていいですね。久しぶりに映画館でコメディーを見た気がしました。