Hooney Got His Pen

映画の感想と勉強日記

発表

大学院の授業では、討論型のものが多い。一人が発表して、あとの残りの人が質問をぶつけつつ議論する、というタイプの授業である。ゼミ型といってもいいかもしれない。

ただ、ゼミであれば、参考文献や資料などはあらかじめ教員側から指定されることも多い。しかし、大学院におけるいくつかの授業では「テーマも自由、何やってもらってもけっこう」という場合がある。その場合、発表者の学生の実力がもろに出てしまう。たいては、面白く興味深いプレゼンが聞けるが、いくつかは頭を抱えてしまうものがある。

と言いながら、先週のある授業では頭を抱えさせてしまった。平たく言うと、プレゼンで失敗した。自分が発表者だったが、英語で書かれた文章を読むのに必死でまとめられなかったのである…。このような場合はやはり、原稿なりレジュメなりを作ってから臨まないといけない、という当たり前すぎる教訓を得た。目下、来週の発表分の原稿を作成中である。ただ、原稿を作るのにも利点があって、やはり考えがまとまるし、何よりスムーズに発表ができる。これも当たり前すぎるが、大事だなと改めて。

そういえば、先日ある授業ではなかなか大変な状況に陥った場面があった。発表者の彼が準備不足で、そのうえ内容的にも頭を抱えるようなものだったのだ。「ちょっとこれは…」と聞いているみんなが感じたので、みんな頻繁に質問していた。しかし、質問がいつのまにか批判に変わっていき、ピリピリした空気が充満していった。とても気まずくて、僕もなんとか空気を和らげようと言葉を選びながら質問したものの、その答えもよくわからないもので…。というつらい授業だった。

僕も失敗したときは、脂汗をだらだらかいていた。その発表者の彼も汗をかきまくっていた。個人的な印象だけど、留学生はとにかく打たれ強いと思う。先生に指摘をされても批判されても、とにかく議論していき、いいディスカッションにしてしまうのだ。一方、一般の学生は打たれ弱いというか、少し批判されると黙ってしまう場面が多いように思う。僕はそのタイプなのだが、どこかでこのマインドは変えないと、留学先でやっていけないように思う。