Hooney Got His Pen

映画の感想と勉強日記

ブラックジョーク

発表も討論もすべて英語で行われる、アメリカ外交史の授業中。

先生が「"War"と聞くと、どの戦争を連想しますか?」と学生に問いかけた。ちょうど第一次世界大戦の範囲だったし、ヨーロッパから来た学生も多いことから質問したのだと思う。

日本人学生は「Pacific War(太平洋戦争)」と答えた。オランダ人の学生は、第一次世界大戦はそもそも参加していないから連想のしようがない、と答えて、やはり「World War Ⅱ」だということだった。

アメリカ人学生の話が面白かった。それは世代による、私達の世代はやはり「War on terror(テロとの戦争)」だと。ベトナム戦争は親の世代らしい。あと、南北戦争のことはさすがに連想しないという。

もうひとり、シリアから来た女性がいた。彼女は、「私の国はずっと戦争しているわ。常に戦争よ。」と言って教室を沸かせた。このブラックジョーク、すぐには反応できなかった。笑っていいのやら、迷ってしまった。留学生たちはやはり反応がよく、みんな笑っていたが、僕はどんな顔をすればよいか困った顔になっていたと思う。

ブラックジョークを言うのも、コメディ映画のそれも好きだと思っていたけれど、いざ遭遇すると反応できないものです。

中国語を勉強してよかったこと

僕は大学に入ってから一年半の間、中国語を専攻していた。専攻というくらいだから、それこそ週5回の授業があり、まさに中国語漬けだった。しかし、そんな言語漬けの日々に飽きて(あるいは挫折して)しまった僕は、他の学部に転部することにした。

ということで、約二年半くらいは中国語に触れていない。その間、中国語の検定試験を受けるなどはあったが、勉強はしていない。

そんな中国語との中途半端な付き合いであるが、今でも勉強しておいてよかったと思うことはある。

というのも、中国人の友達ができやすいのだ。大学には多くの中国人留学生がいる(ここではあえて中国人に限定しますが)。留学してくるような彼・彼女らは優秀だから、英語も日本語もペラペラな場合が多く、英語・日本語で十分通じてしまう。コミュニケーションの面で不便を感じることはほとんどない。

ただ、そのような場合でも、中国語で自己紹介をしてみることがある。すると、とても喜んでくれる。「どこで習ったの?」とか「発音いいね!」とか。自己紹介のあとは日本語で話すのだが、その後も円滑なコミュニケーションが取れることが多い。

台湾人留学生の本音

この前、台湾から来た女性の留学生と知り合いになった。ウェルカムパーティーの席で話しかけてくれて、その後しばらく話し込んだ。


というのも、ずっと気になってることがあった。果たして、台湾人留学生と中国人留学生との間って、どんなかんじなのだろうか。台湾人はやはり「中国」が好きではなく、それが中国人留学生とのコミュニケーションに影響を与えているのだろうか。

「中国のことって、どう思ってるんですか?中国人留学生とは仲いいですか?」

彼女に聞くと、率直にかつ、こっそり教えてくれた。「正直、国としてはめちゃくちゃ嫌いだよ!日本の人はみんな、台湾と中国のこと一緒だとか思ってるけど、まったく別だから!台湾と中国、別だよ!」

率直すぎて思わず笑ってしまったのだが、聞くと、中国人留学生との仲もいろいろあるらしい。人数比でいくと、中国人留学生が圧倒的に多い。
「肩身狭いよ〜。だって、中国人の子たちはみんな中国人同士で集まってるし、疎外感を感じる。その中に入っても笑って過ごしてるけど、正直ムカついてる!」
これにも笑ってしまったが、あまりに切実だったので、寂しい思いをしていることは伝わってきた。

でも、今までの恋人の話を聞くと、留学に行く先々で彼氏を作ってきたそう。寂しくはなさそうだった。

留学

指導教官の勧めで、急きょ、留学に行くことになった。初めはアメリカへ留学したいと考えていたが、オランダへ留学することになりそう。ということで、向こうの大学院に提出するために書類を目下作成中なのだが、大変すぎてつらい・・・。

研究計画書(Research Proposal)を提出するのだが、これが英語で2500words書かないといけない。学部一年生の頃に4500wordsくらいの学期末論文(term paper)を書いたが、それは数か月にわたって先生に指導してもらいながら書いたもの。

それに比して、今回は非常に短い期間で書く必要があり、一応の締め切りは月曜日。現在、『留学入試エッセー 文系編』(アルク入試エッセー研究会編、2009年)を参考にしながらアウトラインを練っているところ。つまり、ほとんど間に合いそうにない…。研究計画の内容自体は大学院入学時のものを援用するが、それをうまくヨーロッパとの関連付け(EUとの関連性)を考えなければならない。ある程度はうまく関係付けられたが、それを実際の文章に落とし込んで、ひとまとまりの研究計画書にするのが至難の業だとおもう。

計画としては、今日で1000wordsくらいまで書いて、明日も1000words書く。一応、「志望理由書」として書いたものが600wordsあるので、それをうまく間に挟みながらすれば、字数としては問題なし。ただ、内容・まとまりについてはわからない。

一応、大まかなアウトラインとしては

  1. 研究計画
  2. 問題意識(過去の経験から、~のテーマへと至った)
  3. キャリア目標(大学院で~を研究し、将来は~を仕事にしたい。両者の関連

という感じ。もちろん、1.研究計画を書くのが一番大変で、ここだけで1500wordsは必要だろう。

 

最近まったく更新していなかったし、頭の整理も兼ねて書いてみた。今は一分一秒が惜しいので、これも高速で書いてます(10分くらい)。

 

あ、最近は『スポットライト 世紀のスクープ』を観に行きましたが、とてもよかったですよ。アカデミー作品賞かはわかりませんが…。なにぶん地味なので。『マッドマックス』ほど突き抜けてしまうと選ばれないんだなあ、とおもいます。

『ルーム』、『レヴェナント』、『ちはやふる』…と観に行きたい映画満載なのに、観に行く時間がない。5月中に、一日でまとめて観に行きたいのだけど、たぶんかなわない。6月まで我慢するか、レイトショーに行くか。

とりあえず、留学に行けるよう頑張ります。

 

以下、参考書を紹介しておきます。下の2つ『論理が伝わる 世界標準の「書く技術」』と『新版 論文の教室 レポートから卒論まで』は特におススメです。書き方を学んだのもそうですが、これのおかげで読むのも早くなりました。

 

英語論文

留学入試エッセー 文系編 (留学応援シリーズ)

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Google 英文ライティング: 英語がどんどん書けるようになる本

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英語論文すぐに使える表現集

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The Elements of Style: Updated and Annotated for Present-day Use

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パラグラフ・ライティング

 

論理が伝わる 世界標準の「書く技術」 (ブルーバックス)

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論文についての本

 

新版 論文の教室―レポートから卒論まで (NHKブックス No.1194)

新版 論文の教室―レポートから卒論まで (NHKブックス No.1194)