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映画の感想と勉強日記

【メモ】政府のコロナ対策、柿崎氏の登用など


専門知ごちゃまぜにするな コロナ対策にバーテンダーを [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル

また、待鳥氏へのインタビュー。

「強い官邸」主導と言われてきたにもかかわらず、新型コロナ対策ではリーダーシップが目立ちません。官邸主導はこの30年間の政治改革の帰結ですから、今回だけ機能しないのはおかしい。政権の長期化で官邸内部の人材が固定化し、多様な考え方を吸い上げる回路が弱まった結果と見ています。

 新しい感染症に対して、少なくとも初期において「絶対に正しい」政策判断というのはありえない。短いサイクルで試行錯誤を繰り返していくしかありませんが、そのためには多元的な情報や視点が不可欠です。安倍政権の官邸主導は非公式かつ少人数による決定を強めてきましたが、それはコロナ対策と相性が悪かったことは間違いありません。

新政権には、多様な意見を吸い上げる回路を確保すべき、とも。

官邸に多様な情報を吸い上げて決定するルートを再構築できれば新型コロナ対策の進め方も変わってくるかもしれません。

首相補佐官になる柿崎氏については以下の記事を参照。

首相補佐官の柿崎氏「色んな受け止め、自覚している」:朝日新聞デジタル

柿崎氏によると、先月初旬に首相から電話で補佐官就任の要請を受けたという。政策の評価・検証を担当する。

 柿崎氏は、「取材する時でも『批判的に言ってくれ』と言われていた」と明らかにした上で、「そういうことを求められているのかなと思っている」と語った。

柿崎氏のプロフィールなどは以下を参照。

ベテラン記者で、全盛期の旧小渕派橋本派を担当していました。政治ジャーナリストの中でも優秀な人で、永田町では菅首相と最も古い知り合いの記者でしょう。菅首相が初当選したころ、当時の実力者だった野中広務さんから「今度当選した中に面白いやつがいるから、会いに行ってごらん」と言われたそうで、同じ秋田出身ということもあって親しくなったようです。

 当選間もない議員から見たら、政治記者は政局の行方や人脈、人事について自分よりもよっぽど詳しいわけです。良くも悪くも相談相手となることもある。菅さんにとって柿崎さんはそういう存在でした。

柿崎さんは癒やし系ではないけれど、そういう精神安定剤的な存在になり得ると思います。補佐官としての担当は「政策の立案と検証」。あまりに幅広すぎてよくわかりませんが、菅首相の重視する「国民目線」で政策を判断する人になる可能性があります。