Hooney Got His Pen

映画の感想と勉強日記

「待たせる」の英語は?

最近、イギリスの友達との待ち合わせに遅れてしまったことがあり、その際に「待たせるって英語ではなんて言うのかな。普通にmakeとか使うのかな」と思い、和英辞典を引いた。ウィズダム和英辞典の第2版(三省堂、2013年)で「待たせる」と引くと、次のように出る。

 

ウィズダム和英辞典 第2版

ウィズダム和英辞典 第2版

 

 

以下は物書堂のアプリから引用

またせる 待たせる
[いやおうなしに] make* … wait; [待たせておく] (命令や依頼して) have* … waiting; [待たせ続ける] keep* … waiting.
▶長らくお待たせしました
(日本人的発想) I’m sorry to have kept you waiting so long. / I’m sorry I have kept you waiting so long. / (話) (ごめん, お待たせしたかしら) Sorry, I hope you haven’t been waiting long [haven’t had a long wait]. (!さらにくだけて, Sorry you had to wait long, huh? のようにもいう) / (米英人的発想) Thank you very much for waiting so long.

日本人的発想なら「待たせたこと」をまず謝るのだが、米英人的発想なら「待ってくれたこと」にお礼を言う。たしかに、人を待たせた時はまず一言謝るのが、日本では礼儀とされている。米英人的発想ではそうならないのか。

そういえば、そのイギリス人の友達には “Thank you for finding us”と言われた。この英語表現は気に入った。

あと、これで思ったのが、コンビニとかのトイレにある「綺麗に使ってくださりありがとうございます」みたいな張り紙の違和感。あれを最初に見たときから、ずっと違和感がある。うまく言えないが、トイレを使う前から「綺麗に使えよ」と言われてるようなプレッシャーを感じるのだ。それと、ああいう場面でお礼を言われるというのが、なんとなく、言葉の使い方が変だという感じもする。

「待たせる」のとは少し意味もニュアンスも違うけど、あのトイレの張り紙は「米英人的発想」で話した際の直訳のように聞こえる。それも微妙な違和感の理由にあるのかなと、つらつら考えてた。