Hooney Got His Pen

映画の感想と勉強日記

口頭報告審査会おわり

口頭報告審査会が終わった。

審査会では、約三週間前に提出した修士論文の第一稿(ファーストドラフト)についてまず10分程度発表し、その後先生方からコメントをもらう。

僕は英語で書いたものを提出したこともあり、英語で発表した。日本語にすると、学術用語をまたイチから調べないといけないのが面倒だった。訳語を決めるのって本当に面倒だし。英語で発表するのも良い機会だし。

と言いつつ、前日はやはり夜中まで起きて準備をした。4時までダラダラかかってしまった(結局朝10時まで寝たけど)。スライドは17枚ほど作成したが、前日まで細かい修正が終わらなかったのだ。レジュメも一応作ったが、細かく作ろうとしてしまい、これにもやたら時間がかかった。英語のチェックをする時間はほぼなかったが、theなどが抜けていないかとか確認するのにも時間がかかった。

プレゼンの準備をし始めた時、そこまでかっちりとした発表原稿は作っていなかった。「スライドとレジュメはしっかり作ったし、大丈夫かな?」と甘い考えで。しかし、前日に一人でリハーサルをやってみると、情けないくらいクオリティの低い発表になってしまった。

こういう経緯で、前日の夜中まで準備をする羽目になってしまったのだった。もちろん、発表の練習もしないといけなかったし。

大学へ向かう電車の中でも、ブツブツと独り言のように発表の練習をしていた。スーツを着てたし、ずっとブツブツ言ってて変だったと思う。同じ部分を何度も発音したり、アクセントを確認したりしてたし。

12時前に大学へ到着。同じコースの人たちはみんな発表は必須なので、今日も各々準備してる。

自分の発表まではまだ3時間くらいあったので、会場になっている教室の下見をする。昼休みなので誰もいない。「先にファイルを開いておけばいいのでは」と思いつき、教室に置いてあるパソコンから直接GoogleDriveにログインする。USBを持ってくるの忘れてたし、クラウドに上げたものをそのままダウンロードし、デスクトップに保存しておいた。おかげで、発表前に慌てることもなかった。

教室の下見を終えた後、練習をしようかとも考えたけど、とりあえずは印刷をすることに。一度印刷してみると、レジュメやスライドに細かいミスが見つかる。修正したものを印刷した。しかし、その1時間後くらいに1つまたミスが見つかる。段落を変えないといけないところが変になってた。印刷してしまったので仕方ないけど、こういうのは気になる。うーん、悔しい。まあ誰も気にしないような気もするけど、なんかこういうのは自分が気になる。。

院生室に向かう。フリースペースにいた同じ研究室の友達と練習をする。

発表時間は、質疑応答を含めて20分。なので、自分のプレゼンは10分以内に収めないといけない。

練習していると、だいたい10分くらいに収まりそうだった。2回ほど通して練習したところで喉が痛くなってきたので中断。あんまり練習しすぎても疲れるので、もうこのまま行くことにする。

他の人の発表を全然聞けていなかったので「さすがに…」と思い、発表を聞きに行った。完成度の高いスライドだったので、「わぁ〜すげ〜」とか思いながら見ていた。

自分の発表する教室へ移動。15時40分、発表が始まった。

最初はすごく緊張した。あんまりうまく話せない。早口だったと思う。17枚中3枚目のスライドくらいまで話した時、予想よりも1分くらい早かった。ゆっくり話すことにする。その結果、10分30秒くらいでプレゼンを終えた。

先生からの質問。ひとりの先生からは、専門が近いこともあり、たいへん詳しいコメントを頂く。指摘はいちいち納得するものだった。自分の注意不足や適当さのために、飛ばしてしまったり抜けていたところを指摘してもらって助かった。

書いている途中に、無意識のうちに下していた判断(「まあ、この部分はあんまり重要じゃなさそうだし。事態の結果だけ書いておけばいいでしょ、プロセスいらんでしょ」)を的確に指摘された。それに加えて、粗雑さ(「二国間の外交を見る部分だし、国内における政策決定過程はまあそんなに詳しくなくてもいいっしょ」)にも批判的なコメントをもらった。この辺りは自分でも認識はしていたが、書くことに追われる中で忘れてしまっていた部分だった。あと、きちんとやろうとすると大変な部分だし。でも、「その部分がやっぱり大事だし、きちんと書けばもっと面白くなるよ」という趣旨のことを言っていただいたので、はい、頑張ります。

以上のコメントに加えて、EHカーの『歴史とは何か』(岩波新書)に引きつけながら、「現代へのインプリケーションはありますか」という趣旨の質問があった。これについてはあまりうまく答えられず。「まあ、そうですよね、読む側としては気になりますよね。その点については抑制的になりたいという気持ちが個人的にはあったんですが…まあ、でも必要なんですよね〜」とかグダグダ言いながら、ゆるふわ応答をしてしまった。

要するに、”So what?” ということなんだけど。そういえば、大学へ向かう途中はずっとAnarchy の名曲「So What」を聴いていたのだった。この曲の中で、アナーキーは「全然聞こえない君のディス 俺は自分で選んだ道にキス」って言ってるけど、そんなパンチラインは出てこなかったです。Anarchy - SO WHAT - YouTube

 

そんなこんなで、修士論文の口頭報告審査会は終わりました。いろいろ指摘してもらったので、1月9日の最終提出へ向けて書き直し作業に入ります。たぶん年末年始もずっと作業だと思いますが、自分で納得のいく形で提出はしたいので頑張ります。

とりあえず、明日は映画見に行こうとは思います。韓国映画の『The Witch 魔女』という作品が、いま限定公開されていて。映画『The Witch/魔女』予告編 - YouTube

1ヶ月ほど前に公開はされていて、その時は機会を逃してしまったので。この映画と、あとは話題のホラー映画『ヘレディタリー 継承』、それと大ヒット中の『ボヘミアンラプソディー』も見たい。忙しくなります。