Hooney Got His Pen

映画の感想と勉強日記

ガール・ネクスト・ドア(2004)

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最高のコメディ映画です。

安達哲の漫画『さくらの唄』を何倍もハッピーにして笑えるものにした感じ。

お話自体は、隣の家に引っ越してきた美女に主人公は恋をするが、彼女は実はポルノスターで…という感じ。このあらすじを見たときは、まさかこんな感動させられる映画とは思いませんでした。
奇をてらった、下品な映画かと思いきや、実際は恋愛と友情をどストレートに描いている。

あと、典型的な「通過儀礼」を描いた映画です。主人公は何度か死にそうな目にあう。あと、主人公の友達2人も階段から飛び降りたりして死にかける。
それらをやっとの思いで乗り越えたとき、彼らは友情を確認しあい、それと同時に大人になっていく。初めは見るからにナードだった彼らは、最後にはなんとも頼もしく見える。
意外ときちんとしてるのは、最後には、彼らはそれぞれの道を歩み始めていること。ある者は大学へ進学し、ある者は芸術の道へ進み…。通過儀礼を終えた彼らはもう別の人間で、一緒にはいられない。例えば、『スーパーバッド』ではもっと印象的なシーンでこれが情緒的に表現されますが、この映画はさらっと最後のシーンで見せるだけです。演出も何気にクール。

それにしても、終盤の話のもって行き方は本当に予測できないし、その上めちゃめちゃうまくまとまるので感心した。初めに出てきたセリフが終盤に活きてきたり、途中の伏線なんかもうまく回収されている。いい脚本です。

「ジャケットに騙されないで見たい」コメディ映画の傑作のひとつだと思います。