Hooney Got His Pen

映画の感想と勉強日記

あの娘、早くババアになればいいのに

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【2014年公開】

評価
70分と短いし、予算の規模も考えると良いと思います。

ストーリー
自分の娘(微妙にややこしい設定あり)を「世界一のアイドル」に育て上げようとする父親。毎日夜は、父親と娘のレッスン。娘役の中村朝佳はかわいい。美人というわけではないけど、アイドル指数高いというか、いい感じのアイドル顔をしている。声はかなり可愛いし。

父親は娘の恋愛(娘は嫌がっているが)を邪魔しまくる。いざアイドルのオーディションに応募しようとしても反対する。父親は自分の恋愛にも踏み出せないし、ほとんど童貞らしい。

要は、父親は娘を手元にずっと置いておきたいということ。それを超えてだんだんと近親相姦のにおいもしてきて、はっきり言って気持ち悪いともいえる。だが、「アイドル」というものへの願望を極限まで押し進めるとこうなるかもしれない。その意味でリアリティはある。

アイドルについての映画
アイドルファンでおそらく最も重大な、「アイドルと性」の問題について丁寧に扱っている。絶妙な回答が出されるし、胸が熱くなる。羨ましいとかは思…わない…かな…。

本作は「アイドル映画」ではなく、「アイドルについての」映画。アイドルファンは一度観るべし。

娘が父親を呼ぶ「おやっちゃん」ていいなぁ。めっちゃ可愛い。とにかく、男の(気持ち悪い)妄想を突き詰めた映画だとは思った。