- 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
- 発売日: 2014/09/03
- メディア: Blu-ray
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『ゼイリブ』(1988.アメリカ)
地球に侵略する異星人の姿を見分けることのできるサングラスを持つ、ひとりの男の活躍を描く。監督はジョン・カーペンター。
あらすじ↓
失業者のネイダ(ロディ・パイパー)は、仕事にありついた工事現場でフランク(キース・デイヴィッド)という作業員と親しくなり、彼の紹介で、教会の用意したテントで寝起きするようになる。ところがある日牧師たちが惨殺される現場を目撃したネイダは、教会内で町行く人の何人かが骸骨状の人間に見えてしまうサングラスを大量に発見する。やがてこのサングラスが、普通の人間と、地球侵略を企む異星人とを見分ける能力を持っていることを知つたネイダは、ホリー(メグ・フォスター)を始めとする、異星人と戦う同士たちと知りあう。こうしてネイダは、異星人とのゲリラ戦に身を投じるようになるが、地球上には人間に姿を変えた異星人たちがまだまだひしめいているのだった。 http://movie.walkerplus.com/mv5192/
TSUTAYA発掘良品にて。
イメージしていたのと、かなり違った。
観た後の気持ちを伝えようとすると、「土曜日の昼下がりにテレビを見ていたら、たまたま流れてきたすげえ面白い映画」って感じ。
ストーリーだけ読むと文明批判的なことかな?と思いきや、本編の内容にはあまり関係のないように思える冗長なシーンが結構ある。
もの凄くスピーディでカッコいいアクションをやったかと思えば、ダラダラと延々とプロレスをやるとか。
でも、観る側は退屈せずに 自然と画面に引き込まれていく。
なんと言うか、「クセになる」映画。
この時期に作られたアクションSF映画はけっこう好きかも。やっぱり映画って、作られた時代の雰囲気をなんとなく残す。
少し脱線するが…個人的に気になる点が多かったし、実はそこまで好きでもない『モテキ』だが
本当に見事にその時代の雰囲気を残したという点では評価されるべき作品だと思う。
この映画はSFなのに、まさにその当時の雰囲気の映画っていう感じで素晴らしいですね。カッコいい映画でもあるし。
そういえば、『ワールズエンド』
ってこれのパロディーと言えると思う。ただそれを言うとエドガーライトの作品群、プロットはほとんど同じやけどね…。
とりあえず、『ワールズエンド』よりも『ゼイリブ』の方がよっぽど面白かった!
こんな映画が日曜洋画劇場とかでのんびりやっていたとは、いい時代があったんだな〜
あと、音楽の使い方が面白い。全編同じ音楽がダラダラとゆるく使われている。
画面の構成も良くて、ドヤ街の向こうに高層ビル群が立ち並ぶ様など やはりいちいちブラックユーモアに溢れている。適当なシーンも多いしそれが良いんだけど、すごく手の込んだ面白いシーンも多い。
たまたま見つけた、主演のロディ・パイパーのツイート
なるほど、それは怖いね。
余談:これを見てから、大看板の広告を見る度に気持ち悪くなるように…。