Hooney Got His Pen

映画の感想と勉強日記

『サニー 永遠の仲間たち』(2011 韓国)

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 今年見た映画で、最も好きな映画です。このジャケットを見るだけでウルウルしてしまう…。半年前に観て以来ハマってしまって、何度か見返したし これからも何度も見ることでしょう。こんな状態になってしまう映画は本当に稀で、去年は『桐島』でした。
 
では、あらすじを。
 
ナミ(ユ・ホジョン)は夫と高校生の娘に恵まれ、主婦として平凡だが幸福な毎日を送っていた。そんなある日、彼女は母の入院先の病院で高校時代の親友チュナ(チン・ヒギョン)と思わぬ再会を果たす。25年ぶりに再会した友人はガンに侵され、余命2か月と宣告されていた。チュナの最後の願いはかつての仲間たちと会うことだった。http://m.cinematoday.jp/movie/T0013116
 
 
主人公のイム・ナミはお金持ちのマダムですが、家族に尽くすばかりで自分のやりたいことはできていない。夫の妻であり、娘の母親であり。現状に不満があるわけではないが、それは果たして彼女自身の人生なのか?
 
 
ナミは25年ぶりに高校の友達ハ・チュナと再会を果たす。
ところが、チュナはガンに侵されていて、余命2ヶ月であった。チュナは、女子高時代の仲良しグループ「サニー」のメンバーと会いたいと言い出し、主人公ナミはメンバーを探し始める。
 
 
メンバーがおばさんになった現在の状況と、高校の時の思い出がシンクロしていくのだが その構成がお見事!
何と言っても編集が抜群にうまいし、移り変わりにもきちんと意味があったり とにかく、うまい!
 
 
では、オススメポイントいきます。
 
 

①サニーのメンバーである女の子たちがキラキラして可愛い。

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このはしゃぎっぷりが、もうなんとも言えず可愛らしい。見てるだけで楽しい!高校生にしてはちょっと幼い感じもするんだが笑
 
 
 
 

②ハ・チュナのドロップキック 

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ハ・チュナの前蹴りが最高!
 
「良い韓国映画には良いキックがある」法則です。
 
 
 
 

③過去との距離感

これはちょっと説明が必要です。
この映画のように、時代劇とまではいかない"ちょっと昔"を描いた作品は難しいと思います。つまり、懐古主義に陥ってしまうことが多い。
ALWAYS 三丁目の夕日』が典型的ですが、あからさまに嘘をついてしまう危険性もあるんですね。その当時を生きた人々にしてみると、「ウソやん!」としか思わない描き方をしてしまう。
 
その点、この『サニー』は秀逸なんです。
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これが主人公であるイム・ナミの高校生時代です。パッと見たら分かると思いますが、ダサいよね?はい、ダサいんです。ダサさをちゃんと描いてるんです!
この辺の距離感が絶妙なんですよね。懐かしい懐かしいを押してしまうと、やっぱりダメなものになるというか 乗れないんです。懐かしさばかりで、本当のこと 例えば当時の社会状況を描かなければ、それはもう嘘でしょう。
 
 
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当時、韓国は民主化闘争の時代です。
その後、民主化闘争が勝利し韓国では民主主義社会が実現します。
そうすると、民主化闘争の時代はどうしても美しく いい時代として描かれるでしょう。
けど、『サニー』は違うんですよ。
例えば、主人公ナミの兄は学生運動をバリバリやっていますが 大学には親の金で通っていて しかもお父さんは公務員。家で革命を延々と語りますが、お父さんから「誰のお金で飯食って大学通ってると思ってるんだ?」と言われれば、シュンとするほかない。
この辺が笑えるし、なんか愛嬌があるんです。全体的に愛嬌のある映画ですね。
 
以上、ポイントを3つあげました。
韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』オススメです!!
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