Hooney Got His Pen

映画の感想と勉強日記

ガール・ネクスト・ドア(2004)

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最高のコメディ映画です。

安達哲の漫画『さくらの唄』を何倍もハッピーにして笑えるものにした感じ。

お話自体は、隣の家に引っ越してきた美女に主人公は恋をするが、彼女は実はポルノスターで…という感じ。このあらすじを見たときは、まさかこんな感動させられる映画とは思いませんでした。
奇をてらった、下品な映画かと思いきや、実際は恋愛と友情をどストレートに描いている。

あと、典型的な「通過儀礼」を描いた映画です。主人公は何度か死にそうな目にあう。あと、主人公の友達2人も階段から飛び降りたりして死にかける。
それらをやっとの思いで乗り越えたとき、彼らは友情を確認しあい、それと同時に大人になっていく。初めは見るからにナードだった彼らは、最後にはなんとも頼もしく見える。
意外ときちんとしてるのは、最後には、彼らはそれぞれの道を歩み始めていること。ある者は大学へ進学し、ある者は芸術の道へ進み…。通過儀礼を終えた彼らはもう別の人間で、一緒にはいられない。例えば、『スーパーバッド』ではもっと印象的なシーンでこれが情緒的に表現されますが、この映画はさらっと最後のシーンで見せるだけです。演出も何気にクール。

それにしても、終盤の話のもって行き方は本当に予測できないし、その上めちゃめちゃうまくまとまるので感心した。初めに出てきたセリフが終盤に活きてきたり、途中の伏線なんかもうまく回収されている。いい脚本です。

「ジャケットに騙されないで見たい」コメディ映画の傑作のひとつだと思います。

ヒメアノ〜ル(2016)

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古谷実の原作を映画化。

森田の目がとにかくやばい、怖い。分かりやすい不良よりこういう人間がやばい。
前半は安藤さん(ムロツヨシ)がけっこうヤバそうに見えるし、かなり危うい。
タイトルが出てからの怒涛の展開は凄かった。
森田剛演じる森田は、完全に自分の人生から降りている。自分の生にさえ興味がないように見える。怖い。ずっと違和感だらけ。とにかく怖かった。
森田剛の演技は素晴らしかったけど、これからはバラエティーなんかで見かけても怖くなっちゃうと思う。

岡田(濱田岳)が森田に「学校へ行こう!」って言っちゃったことが問題になるのかと思いきや…あの展開は驚いた。

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20センチュリー・ウーマン

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オランダに留学中、映画館でマイク・ミルズ監督作『20センチュリー・ウーマン』を見ました。上映最終日に。父親のいない15歳の少年が主人公。思春期の息子を持て余し気味の母親は、フェミニストでパンクな写真家アビー、早熟な幼なじみのジュリーに息子にいろいろ教えてあげてほしいと依頼する。

ここからが面白くて、アビーはフェミニズムの本を主人公ジェイミーに貸してあげたり、パンクロックを教えてあげる。ジュリーはタバコの吸い方をジェイミーに教えてあげる。ジェイミーは吸収が早いので、どんどんフェミニズムとパンクロックにハマっていく。

主人公のジェイミーは、ジュリー(エル・ファニング)からタバコよりももっと苦いものを教わることになるけど…。本作を見て、エル・ファニングのファンになってしまった。映画全体を通して、画面がとにかく綺麗でスタイリッシュな映画。かなり気に入った。